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まとめ

今回考えてきた結果としては、日本の高貯蓄が対外収支不均衡の原因であると断言することは難しいと思われる。また、日本の経常収支の黒字は、世界的に見ても必要であると考えられる。よって、日本の貯蓄率を今わざわざ低下させる必要はないと私は考える。よって、国内的に見ても、国外的に見ても日本の貯蓄率は高い方が良いという結論に達した。それでは、今後の高齢化によって日本の貯蓄率がどのように変化していくのか見ていくことにする。


Fumihito Maegawa
Mon Mar 16 20:15:21 JST 1998