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成長会計による推計に用いたデータ

まず,東アジアの高成長を概観した箇所では,the World Bank“World Development Indicater”利用した.これはCDーROM化されたデータベースであり,1960年から1998年までの各国のマクロデータをダウンロードすることが可能である.ただし,指標によっては,時系列で全てのデータを入手することが出来ない場合もある.

次に,基本的な成長会計による分析では,Summers and Heston によって作成されたデータ系列を利用した.これは Penn World Tablesとして有名であり,世界各国の研究者や政府関係者,学生によって広く利用されている.古いものは1950年から1992年までものマクロデータを,時系列で入手することができる.国の数も100を越えており,国際的なマクロ経済分析をする場合には,非常に有益なデータベースである.なお,このデータベースへのアクセスの方法には,(1)Summers and Heston(1991)を利用する他に,(2)Penn World Tables のホームページへとアクセスする,の2つがある.どのようなデータ系列が入手可能かということやデータ系列の説明を知りたい場合には(1)を利用し,データ系列をダウンロードする場合には(2)を利用するというように使い分けると便利である.このホームページのURLは,http://cansim.epas.utoronto.ca:5680/pwt/docs/pwt56.html である.データ系列の問題点や推計方法などは時々改訂されている.

資本や労働力の稼働率修正と,資本ストックの推計,これらを利用した成長会計による分析には,香港(表gif),シンガポール(表gif),韓国(表gif),台湾(表gif),日本(表gif)のデータベースをそれぞれ利用した.ただし,住宅シェアについては,上記の Penn World Tables のデータ系列を利用した.

  
表: 香港のデータベース一覧

  
表: シンガポールのデータベース一覧

  
表: 韓国のデータベース一覧

  
表: 台湾のデータベース一覧

  
表: 日本のデータベース一覧



Tomoya Horita
1999年11月02日 (火) 15時39分30秒 JST