一次オンでの問題点としては、先にも挙げたように「単科目処理」が挙げられる。 つまり、一次オンでは普通預金、定期預金、内国為替といった個々の業務単位 のエレクロニクス化であり、それぞれの業務の連動性がなかった。たとえば、 普通預金から直接送金をするといたことは、科目間の連動処理を必要とするた め一次オンでは出来なかったのである。
昭和50年代に入ると、コンピューターの性能の向上、ダウンサイジング( 小型化)、低価格化、ディスク装置のメモリー容量アップなどの情報処理技 術を背景として、一次オンで残された課題に対応することが可能となり、二次オンがスタートした。(図1の(1)、(2)参照)