第2種パケット交換サービス

データを一定の大きさのブロックに区切り、箱に詰め、宛先情報な どを入れた送り状(ヘッダー)を付けて送る方式。宅急便の小包に似ているこ とからこのような名前が付けられている。リアルタイムのオンラインシステム を経済的に実現できるネットワークサービスとして、企業を中心に幅広く利用 されている。

パケット通信は、専用線や電話回線のように、コンピュータ間で通信中にネッ トワーク設備を占有して通信を行う方式ではなく、パケットごとにデータを転 送する通信方式である。このため、パケット通信は実際に通信した情報の量 (パケット数)に応じて料金が決まり、電話タイプのサービスのように回線を 接続している時間に左右されることはない。つまり、パケット通信は、回線を 常時接続しておいて逐次情報を送るリアルタイムのオンラインシステムに適し たネットワークである。

ANSER方式で使用されるパケット通信方式はDDX-TP(第二種パケット交換サー ビス)という電話回線を使ってパケット通信を行うサービスである。テレアシ スト等の専用端末、パソコン、ゲーム機等を使用し、センター端末との間でデー タ通信を行うことができるため、ホームバンキングを中心として利用が伸びて いる。