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ソフトウェア産業の特徴

ソフトウェアは、プログラム・プログラム開発技法・コンピュ−タの運用法・利用 技術やこれらに関する書類(ドキュメント)などを抽象的にとらえた総称である。一 般にはプログラムそのものをさすことが多い。ソフトウェアはハ−ドウェアと比べ、 論理的に複雑な表現ができ、改変しやすく、複製ができるため、デ−タ処理システム の中では自由度が大きい。コンピュ−タはハ−ドウェアとソフトウェアの両方がそろ ったときに初めて仕事を行うことができる。
 ソフトウェア産業は大規模な設備投資を必要としない、非常に労働集約的産業であ る。ソフトウェア産業はソフトウェアを供給しており、 コンピュ−タのダウンサイ ジングやインタ−ネットの普及などを追い風にして、近年目覚ましい発展を遂げてい る産業である。ソフトウェアはより多くの人に広範に使用されるほど、汎用 性が高まりそのソフトウェア自体の価値も高まる。ネットワ−クが浸透するにつれて 、通信機能を備えたソフトウェアが必要とされている。また、ソフトウェアはユ−ザ −のニ−ズが的確に商品に反映されるものであり、顧客の取り込みによるサ−ビスの 差別化による、過当競争、寡占化に陥りやすい。
 今後、一般家庭へのコンピュ−タのますますの普及とネットワ−ク化によって、 ソフトウェア産業のパイ自体が拡大していくことは間違いないだろう。一方、一般 家庭レベルをも含めた著作権管理の徹底gifや、競争の激化などソフトウェア企業が取り組むべ き問題は多い。