はじめに

近年の情報処理・通信技術の進歩は、金融機関とりわけ銀行の対顧客サービスのあり方を大きく変えつつあり、またこれまで銀行を中核として成立してきた決済システムにも新しい地平を開きつつある。本論文は、こうした視点に立ち、銀行の対顧客サービスの多様化（第１部）、および近年急速に普及のきざしを見せるクレジットカード応用型電子決済（第２部）について分析を加えたものである。
なお、第１部の銀行の対顧客サービスの多様化について（「情報技術革新による銀行の顧客サービスの多様化」）は、鷹岡が執筆した。第２部のクレジットカード応用型電子決済について（「クレジットカードを応用した電子決済」）は、堤が執筆した。

Last updated '97/03/03